ヨタカ落鳥

このあたりでは珍しくなった鳥が道路端で亡くなっていました。

宮澤賢治の「よだかの星」の主人公、ヨタカです。

 

手に取って見るのはもちろん初めて。顔(口)が大きく、口のまわりには剛毛のヒゲがある。羽はふわふわで飛翔時に音があまりしないんだろうな。樹木の枝に擬態するくらいだから全体に地味だが、良く見るととても美しい。

 

 

よだかの星にあるように、ヨタカは飛ぶ虫を捕えるため、近年のさまざまな農薬使用や清潔志向で虫が減っているせいで、数が相当減っているんじゃないかと思う。

 

 

日頃気をつけていることだが、ヨタカのために改めて宣誓。

●やばそうな化学物質をなるべく買わないようにしよう。殺虫剤や農薬はもちろんのこと、洗剤や接着剤、化粧品なんかも必要な時は吟味しよう。

●農薬使用を控えた野菜や食品を選ぼう。無農薬に取り組む生産者を応援せねば。

●車の運転は、とくに田舎道や夜は、動物が出てくるかもしれないので速度を控えよう。気づいたら衝突を避けられるくらいの速度で。 それでも虫は結構衝突してるんだよなー。

 

 

 

彼女(羽を調べたら♀と判明)も カシオペアの星になったのかな。

 

 

合掌

 

 

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コメント: 4
  • #1

    つばめ (火曜日, 22 5月 2012 11:04)

    ヨタカってもう絶滅危惧種だと思います。
    自分的には10年くらい前の秋に狭山丘陵で見つけたのが最後かな?

  • #2

    luckyhouse (火曜日, 22 5月 2012 13:15)

    2010年の改定で絶滅危惧Ⅱ類となっていますね。
    綺麗な状態だったので持って帰ってくればよかったー。

    つばめさんといえば、今年のツバメ、ウチの最寄駅では巣の数が若干少ない(14個確認)ような。

  • #3

    つばめ父 (金曜日, 25 5月 2012 15:53)

    小金井市のうちの近所では昨年より早く渡ってきて新しい巣もできました。しかしハシブトガラスに巣やヒナが襲われているのも見ました。

  • #4

    なおさん (月曜日, 28 5月 2012 11:21)

    のどかに見えても、自然のおきてには逆らえませんな。食うか食われるか。
    うちのあたりは巣立ちビナが増えてきました。先日、我が畑をよちよち動く子スズメがいて、私に気づくと、よたよたと畝の陰に移動し、土のくぼみにうずくまりじっとしていました。幼いのに、良く学んでいるなーと感心。知らんぷりしてあげました。