外壁の漆喰塗りは順調に進んでいる。
下塗りはひととおり終了し、今日は中塗り(「かなぐすり」と左官の小田切さんは言う)が行われていた。材料をよく見ると、白毛(繊維)が沢山混ぜ込まれている。色は下塗りが白〜生成りだったのに対し、暗い灰色。心なしか、砂の配分が多いようで、ザラリとした仕上がり。下塗りに比べて厚みがあるようだ。
この中塗りが終わると、仕上げの塗りとなる。小田切さんは我々が選びやすいようにと、風呂場の内壁に漆喰仕上げのサンプルを8種類も塗ってくれた。何とも粋な計らい。(風呂場の内装はヒノキの板で仕上げるので、サンプルは最後は隠れてしまう。もったいないなぁ。)
<サンプルの内訳>
【色】漆喰そのままの白、薄茶(色土を混ぜてある)
【表面】押さえ(つるつる)、引きずり(コテで横しまをつける)
※押さえも引きずりも小田切さん独自の工夫を施してある。
押さえは「磨き」というピカピカ仕上に近いもの。
引きずりでは、コテを自作して有機的で優しい縞模様を出している。
【模様】藁スサの漉き込みあり、なし
協議の結果、以下のとおりお願いした。
◆外壁 白、引きずり、スサ無し
◆屋内和室 薄茶、引きずり、スサ入り
◆屋内その他 白、押さえ、スサ無し
ほとんどなおさんの意向。今回も意見が分かれたなぁ。
いずれうちに来られる際は、この違いを是非見てくださいね。
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